防災訓練
- doragonyanguri7080
- 4月11日
- 読了時間: 2分
更新日:4月15日
新一年生を迎えましたので、防災ヘルメットのかぶり方と集合要領に重点をおいた防災訓練を行いました。防災訓練は子どもたちの避難だけでなく、支援員側の引率訓練でもあります。ということで、今回は訓練を企画する側のポイントについて解説してみたいとおもいます。


防災訓練のポイント
防災訓練を形骸化させないためには、参加者に「当事者意識を持たせること」が必須です。そのためには以下に挙げるポイントを抑えながら訓練を行いましょう。
目標の明確化
防災訓練を通して参加者に「何を学んでもらいたいのか」「何を考えさせたいのか」。この目標によって訓練の形式は大きく変わります。防災計画やBCPで策定している対策や手順の確認が目標であれば、事前に参加者には対策を理解してもらいます。BCPに沿った行動を実際に起こすためには各自が責任感をもって行動する必要があり、実際に訓練してみれば、備品や防災知識の不足といった課題が見えてくるもの。目標を的確に設定し、各自が行動を起こせる状態を目指しましょう。
災害状況の設定
地震や風水害などの場合は、自社の所在地から想定される最大規模の災害を設定します。よりリアリティを高めるためには、過去の災害事例や被災経験を参考にするのもいいでしょう。
災害状況を設定する際は、少なくとも下記の項目が必要です。
災害発生日時、場所
災害発生規模
被害想定(自社施設内の状況、被災者状況、二次災害の発生有無)
ライフラインや公共交通機関への影響
計画書の策定
目標とおおよそのシナリオが決まったら、計画書を策定しましょう。計画書は参加者に対して事前に公表し、なぜ訓練を行っているのかがわかるようにします。実際に計画書を作るときには下記の項目を設定してください。
訓練の目標
訓練日時の設定
会場の設定
参加者の範囲
災害のシナリオ
訓練内容
必要な資機材
実施スケジュール
訓練を通じて得られる成果
振り返り
次回の防災訓練に反映させるためにも、振り返りは必ず行います。参加者のアンケートはもちろんですが、事前に立てた目標と照らし合わせて達成度を測ることも重要です。設備の不具合や役割分担が不明確なところは迅速に改善しましょう。
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